製造業の派遣管理業務の中で採用を担当する場合があると思います。
採用面接時に履歴書や経歴書を見て
「この人かなり製造派遣業界で転々として来てるな」
という応募者がいますよね。
こんな方は要注意です。
このページを読むとこんなことがわかります。
製造派遣の応募者で製造派遣業界を転々としている人はどんな人か
製造派遣業界を転々としている人が入社してからどうなるのか
もくじ
製造派遣業界を転々としている応募者は採用するべきか
製造派遣業界を転々としている応募者は採用するべきか。
ズバリ
やめたほうがいいです。
経験がある方ならすぐ気付くと思います。
転々としてる
イコール
何か不満があればすぐ辞めるということです。
こういう方と面接すると、
「製造経験かなりありますよ」
という変な自信というか無言のアピールを感じます。
そして、
「いろいろ製造業を転々とされてますがどんな理由で辞めたんですか」
と聞くと大体は
「期間満了です」
とさもすべてが会社都合のように話します。
この時点で「ん?」という違和感を感じることが多いと思います。
そんなに会社都合ばかりっていうのはありません。
リーマンショック時のような相当なインパクトのある出来事でない限りそんな頻繁な会社都合の期間満了なんてありません。
あっても10社勤務して2か3社くらいがいいとこです。
全部っていうのはかなり不自然ですよね。
製造派遣業界を転々としている応募者を採用するとどうなるか
製造派遣業界を転々としている応募者を採用した場合次のようになります。
製造経験が豊富なので職場には結構すぐに溶け込みます。
それなりに業務もこなします。
でもそれだけです。
それ以上の能力は出しません。
必要以上の業務もやろうとしません。
すべての人ではないですが、
「与えられた業務をこなしてればいい」
という方が多いです。
よく言えば割り切った合理的な勤務態度。
悪く言えば責任感の無い与えられた業務だけこなす勤務態度。
という感じです。
この時点では特に害はありません。
製造派遣業界を転々としている応募者を採用してしばらくすると
製造派遣業界を転々としている応募者を採用してしばらくすると
職場や業務内容について不満などが少しずつ出てきます。
- ちゃんと教えてくれない
- 覚えることが多すぎる
- 放置される
- 社員の派遣に対しての態度が違う
などいろいろ。
このような理由は、もちろんほかの方からも出ますが、
ここで違うのはもう辞めたいような方向に行き始めるというところです。
改善できそうな問題であれば顧客の担当者に改善依頼の相談などしますが、そのようなことをしても結果としてほとんどの方は辞めます。
ダメなら次という考え方の方が多いので、問題を解決しようとしてもほとんど効果がないです。
製造派遣業界を転々としている応募者は派遣社員同士の繋がりを持っている
製造派遣業界を転々としている応募者は職場で知り合った派遣社員と繋がりを持っています。
それを利用して
- 今の派遣先の環境や待遇を伝える
- 他に条件のいい派遣先はないか聞く
- 派遣会社の条件や対応の状況を比べる
ということをしています。
情報を共有するのはいいことですが、
条件のいいところがあればすぐに移るという目的が多いです。
そして条件がいいところが見つかるとすぐに退職の意向を伝えてきます。
とてもドライです。
製造派遣業界を転々としている応募者を採用すべきかどうか、採用した場合のまとめ
製造派遣業界を転々としている応募者についてのまとめですが、
短期でもいいのでとにかく採用数が欲しい場合は
採用してもいいと思います。
でも、すぐに辞めるとクレームになる取引先の場合は
絶対採用しない方がいいです。
あとで何回も顧客に頭を下げることになります。
面接時に
「大丈夫かな」
とか
「何か引っかかるんだよな」
と思うことが時々あると思います。
そのような場合はやめておいた方が正解です。
それがあとになって後悔に繋がりますので。