製造業の派遣管理業務の中で採用を担当する場合があると思います。
その中で時々、採用面接時に仕事内容や待遇面以外の部分に異常に興味を示す応募者がいます。
こんな応募者は要注意です。
このページを読むとこんなことがわかります。
製造派遣の応募者で仕事内容や待遇面以外に異常に興味を示す応募者とは
製造派遣の応募者で仕事内容や待遇面以外に異常に興味を示す応募者は採用すべきか
もくじ
製造派遣の応募者で仕事内容や待遇面以外に異常に興味を示す応募者は採用すべきか
製造派遣の応募者で仕事内容や待遇面以外に異常に興味を示す応募者がいます。
例えばこんな質問を真っ先にしてくる人です。
「社宅に早く入りたいのだがいつごろ入れますか」
「前借り制度はいつから利用できますか」
こんな応募者は採用すべきか、
それはズバリ、
採用すべきではありません。
何かわからないことや確認したいことがあって、最初に質問するというのは最も興味があるということです。
自分が実際面接時に質問する場合、まず
- 最も知りたい
- 最も気になる
事項を聞きます。
それは普通であれば仕事内容や待遇に関することがほとんどですよね。
でも、それよりも社宅や前借りといった部分に興味を持つということは”何かしらの事情がある”ということです。
”何かしらの事情”については面接をしながらそれとなく質問をしていくと見えてきます。
その理由は経験上ほぼ100%良くない”何かしらの事情”です。
製造派遣の応募者でやたらと前借りのことを聞いてくる人はお金がない人
製造派遣の応募者でやたらと前借りのことを聞いてくる人はお金がない人です。
お金がないので入社してすぐにでも前借りをしたいと思っています。
以前入社時に所持金がなんと600円しかない若者がいました。
当然のごとく入社して前借りをしていましたが、こういった人はなぜお金がないのかというと、ほとんどが仕事が長く続かなく勤務状況も悪いという理由になっています。
その人は入社して2か月で途中からほぼ出社しなくなり辞めていきました。
これまでの経験上こういう極端にお金がない人は
- やたら欠勤が多い
- 入社しても仕事が合わず3か月以内で辞める
という場合がほとんどです。
仕事を転々としていて、しかも入社しても欠勤が多いので収入が低くお金がないということなんです。
これまでの私の経験上、こういう極端にお金がない人は100%短期間で辞めていきました。
今では面接時に前借りのことを真っ先に聞いてくる人
イコール
すぐ辞める人だなと思っています。
当然ですが不採用にしています。
製造派遣の応募者でやたらと社宅のことを聞いてくる人は何かしらの事情がある人
製造派遣の応募者でやたらと社宅のことを聞いてくる人は何かしらの事情がある人です。
以前30代の女性を面接した際、仕事や給与よりも先に「社宅に早く住みたいけいどいつから住めますか」と聞かれたことがありました。
履歴書を見るとずっと水商売で何回か転職しながら働いていたというのがわかりました。
そしてヒアリングを進めていくと
- 今はホテルを転々としている
- 何かしらの犯罪に関わっているかもしれない
というのが見えてきました。
明らかに怪しいですよね。
挙動もそわそわして落ち着かない感じでしたし。
この応募者も当然ながら不採用にしました。
製造派遣の応募者で面接時にちょっとでも違和感を感じたら深く探ることが重要
製造派遣の応募者で面接時にちょっとでも違和感を感じたら深く探ることが重要です。
仕事内容や待遇面以外に異常に興味を示す応募者の例を挙げましたが、それ以外でも違和感を感じることがあります。
例えば、前職の退職理由で気になる理由の方がいました。
スーパー勤務の時、店長のパワハラがひどくその上の部長に相談したが全然解決してくれなかった。
そこでさらに上の上司に全部バラして店長たちを追い込もうとしたら逆に嫌がらせをされ居づらくなって退職した。
というものでした。
労基署などにも何回も相談に行ったそうです。
面接した際、かなり熱く今でも恨んでいるような話をしていましたが、こういう人もあまり採用しない方がいいです。
なぜか、
何かしら派遣先で何か問題があるとすぐに騒いだりして問題を大きくしようとします。
そして、仕事よりもそっちの方ばかりで動くようになります。
さんざん周りを振り回して結局自分で居づらくなって退職となります。
問題に対して強い正義感をもって行動するというのは悪いことではありませんが、周りが見えなくなって結局自分で自分を追い込んでしまうことになるというパターンです。
製造派遣の応募者で仕事内容や待遇面以外に異常に興味を示す応募者は採用すべきかのまとめ
製造派遣の応募者で仕事内容や待遇面以外に異常に興味を示す応募者は採用すべきかのまとめです。
私はこれまで1000人以上面接をしてきました。
おかげで事例でも紹介した、仕事内容や待遇面以外に異常に興味を示す応募者は注意すべきということが分かるようになりました。
私が面接時に心がけていることがあります。
それは疑問に思ったらグイグイ聞いて確認していくということです。
経験が浅いとつい遠慮して深いところまで聞けないといことがありますが、聞かないで採用してあとで大きな問題が発覚したということが製造派遣業界ではよくあります。
疑問に思ったことはどんどん聞いて、応募者が嫌がった時点でお詫びしてそこでやめればいいだけです。
そうしているうちに、応募者のパターンが見えてきます。
怖がらずに聞くことを続けていけばより早く成長できます。
応募者が入社してからあれこれ問題を起こして自分が苦しまないために、しっかりと面接で聞くことを聞きましょう。